【日々の幸せ】


どうして?どうして近づけないの?
目に見えているのに。すぐそこに、彼はいるのに。

私は走りながら必死に手を伸ばした。
その瞬間、真っ暗な世界が私を飲み込んでいく。
足を進めようとする度に、どんどん底なし沼のように、
私の体から自由を奪う。


最後に彼が振り向いた時には
私はもう顔しか見えない状態だった。
そして彼はまた微笑む。

待って!待って!

心の中でそう叫んだ。

私を置いて行かないで!!!



そういった瞬間、私は暗闇の世界から抜け出せた。

そう、全ては夢だったのだ。


温かい風が心地よかったのか、ついつい転寝をしてしまったらしぃ。
ふと横を見ると、彼も眠りについていた。

彼に近づく。
彼の寝息が聞こえる。
彼の手に触れた。
彼は温かかった。
彼の胸に耳をあてる。
その心音があまりにも優しくて、私は涙を流した。

そんなことをしているうちに、彼が目を覚ます。
どうしたのかと心配そうに一瞬固まった彼だったが、
すぐに「大丈夫だよ」と、いう感じで
私の頭を撫でる。

彼の吐息。
彼の匂い。
彼の音。
彼の温かさ。
その全てが、私に安堵という言葉をくれた。

何も変わらないいつもの休日。いつもの日常。

あぁ、これが本当の幸せなんだ。

そんなことを思いながら、私は改めて
幸せという言葉を知りました。。。



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最後まで読んで頂きありがとぉございます。
駄文乱文失礼しました┌○゛ペコリ

*†斬瑠†*


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